あらすじと見どころ

【あらすじ】

ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントーニオら一行を乗せた船が大嵐に遭い難破し、乗員たちは散り散りに絶海の孤島に漂着する。島には、12年前、弟アントーニオの裏切りによりミラノ大公の座を追われ追放されたプロスペローとその娘ミランダが暮らしていた。高潔な老顧問官ゴンザーロの慈悲により書物を授けられたプロスペローは、弟やナポリ王の陰謀に対する復讐の為、魔法の研究と学問を身に付けていた。先の大嵐は、プロスペローがその復讐を果たすために、妖精エアリアルに命じて魔法の力で起こしたのであった。
離れ離れで独りになったナポリ王子ファーディナンドは、プロスペローの魔法に導かれミランダと出会い、二人は瞬く間に恋に落ちる。
ナポリ王一行と行動を共にするアントーニオはナポリ王の弟セバスチャンを唆し、ナポリ王殺害計画を企む。同じ頃、この島に凄む奴隷の怪物キャリバンは、プロスペローから逃れるために、漂着した酒飲みの賄い方と道化を味方につけプロスペローの殺害を目論むのだが…。